Amazonドライバーらが、交換品を騙し取る詐欺を行ったとして逮捕されました。
多くの方が利用するネット通販サイト「Amazon」で行われていた詐欺ということもあり、身近な問題として読み進めて欲しいなと思います。
今回は以下のNHKニュースを参考にしながら、私の考えも交えて共有したいと思います。
詐欺の手口
詐欺師は交換品を不正に取得し、それを転売してお金にすることを目的としていたようです。
以下が、その流れをまとめたものです。
Amazonで商品を購入する
記事内では、以下のように書かれています。
他人名義のデビットカード360枚以上と、およそ600のアマゾンのアカウントを使っていたとみられています。
つまり、不正に取得したであろう他人名義のデビットカード、またAmazonアカウントを使って商品を購入していたようです。
虚偽の理由で返品を申し込む
今回のケースでは、商品が届く前に虚偽の理由をつけて返品を申し込んでいたようです。
商品を返品せず交換品を受け取る
Amazonの「ヘルプ&カスタマーサービス」では、以下のような記述があります。
商品の交換をリクエストした場合は、交換品を送付しますので、受領次第、元の商品を返送してください。
つまり、商品が手元にある状態で交換品を受け取れるということです。
他のアマゾンドライバーがグルだったこともあり、2つの商品を手にすることは容易だったのかもしれません。
購入に使用したデビットカードを解約する
これは、不正がバレて交換品の代金をデビットカードを通じて引き落とされるのを防ぐために行われたものだと思います。
手に入れた2つの商品を転売する
正規価格の8割5分ほどで転売していたようですが、1つ分の購入金額で2つの商品を手に入れてますので、2つ売ればしっかり利益が出るようになっていたようです。
どこでアカウントを入手したのか?
テレ東BIZのYouTube動画では、
という表現がありました。
以下は、該当の動画です。
SNSを通じて入手したということは、大量のAmazonアカウントを販売している人がいるということなのでしょう。
Amazonアカウントの譲渡や販売の話は聞いたことがありますが、今回のケースでは約600個のAmazonアカウントが使用されています。
これらは、フィッシング詐欺やスパイウェアなどによって、不正に入手したものである可能性がありそうです。
さいごに
今回は、Amazonドライバーらによる交換品詐欺の実態についてまとめました。
この詐欺は、Amazonの内部事情に詳しい者による犯行でした。
大量のAmazonアカウントの入手や他人名義のデビットカードの使用など、複数の詐欺が組み合わさっていた可能性もあります。
これにより、商品の返品基準が厳しくなったり、工程が複雑化したりと健全な利用者に不利益が生じないことを願っています。