私は透明な盾を構える

大盾は防御範囲に優れるが死角が多い。透明なら死角が少ない。

自分が経験していないことを教えるということ

キーボードとマウスを使ってゲームする男性

「iStock.com/gleitfrosch」

ニュースで度々見かける、未成年女性に性的な画像を送らせるという事件。

その接触のために、『オンラインゲーム』が使われることがあります。

オンラインゲーム内で仲良くなったユーザーに、SNSアカウントやメールアドレスなどを教えるところから性被害へと発展します。

これを防ぐには、親による子供への教育が重要なはずですが、実際このような事件は後を絶ちません。

その背景に、親がオンラインゲームを経験していない世代だからということが考えられます。

つまり、自分がオンラインゲームを経験していないため、そのリスクについての知識が乏しく、子供への教育も遅れてしまうということです。

今回は、そんなオンラインゲームから始まる性被害のリスクについて考えてみたいと思います。

なぜオンラインゲームを使うのか?

これは簡単な話で、SNSでいきなり知らない人から話しかけられても普通の人は興味を示しませんし、仲良くはなりません。

ですが、ゲーム内で長時間プレイを共にし、苦楽を分かち合った仲であれば話は別でしょう。

そこに付け込み、最終的にLINEやメールなどの閉鎖空間へ誘導するのが狙いです。

私もオンラインゲームを通じてSNSやLINEの交換をした経験がありますが、このようなリスクについて考えたことがありませんでした。

幸い、私はトラブルに巻き込まれることはありませんでしが、子供がこのような危険にさらされる可能性については十分理解しておきたいですね。

親ができる対策は?

フィルタリング設定を行うことが望ましいようです。

調べてみると、Nintendo Switchでは『みまもり設定』が用意されており、専用アプリをインストールすれば、スマホから子供のプレイ状況を確認できるようです。

公式サイトによると、以下の設定が行えるようです。

  • 年齢に合わないゲームを遊べなくする
  • ほかの人との自由なコミュニケーションを制限する
  • 画面写真のSNS投稿を制限する

コニュニケーション制限では、メッセージや画像交換の制限をかけることができるため、事件に巻き込まれる可能性を低下させることができそうです。

もし子供が被害に遭ったら

まずは、心理的ケアの観点から子供を責めないこと。

そして、『証拠の保存』が大切だそうです。

具体的には、メッセージのやりとりをスクリーンショットで保存するなどです。

たしかに、Telegram(テレグラム)のような会話履歴が自動削除されるチャットサービスもあるので、事件が発覚したら早めに行うべきでしょう。

さらに、発信された地域の性犯罪相談窓口に繋いでくれる「#8103(ハートさん)」という専用ダイヤルもあるようなので、それを活用するのが良いでしょう。

さいごに

親の知識が足りないがゆえに、子供がオンラインゲームを通じた事件に巻き込まれることがあります。

子供の安全なオンライン活動を助けるため、フィルタリング設定や教育が必要不可欠です。

オンラインゲームに潜む性被害のリスクを理解し、子供とのコミュニケーションを大切にして被害を未然に防ぎたいですね。