私は透明な盾を構える

大盾は防御範囲に優れるが死角が多い。透明なら死角が少ない。

無自覚な行動が引き起こす課金問題

スマホゲームをしている女性

「iStock.com/Thx4Stock」

先日、国民生活センターから、子供が親に無断でオンラインゲームに課金するケースが増えていると注意喚起がありました。

特に、スマホタブレットを使った小中学生による ”無断課金” に関する相談が目立つそう。

私が子供の頃はよく親の目を盗んでゲームをプレイしていましたが、今の子はゲームをプレイするだけでなく課金までしてしまう子がいるようです。

そんな、現代ならではの問題について触れてみたいと思います。

何が原因なのか?

国民生活センターの情報によると、親のアカウントにログインしたままのスマホタブレットを子供に貸すことが、無断課金の要因のひとつになっているようです。

例えば、Google Playストアでは、アプリ購入時に「1クリック購入」というパスワード入力なしで決済できる機能があり、子供でも簡単に課金できてしまいます。

また、ブラウザの機能でクレジットカード情報が保存されていることも要因のひとつとなっています。

どう対策すればいい?

親のスマホタブレットを子供に貸す場合は、GoogleアカウントやAppleアカウントからログアウトしておきましょう。

また、キャリア決済時のパスワード認証や指紋認証などをあらかじめ設定しておくことも大切です。

さらに、子供がクレジットカード番号を物理的に入手する可能性があるので、クレジットカードの保管場所にも気を付けるべきでしょう。

悪いことをしている自覚はあるのか?

クレジットカード決済やキャリア決済の場合、課金するときに実際のお金を渡すわけではないので、子供にとって悪いことをしているという自覚が無い可能性があります。

もしかすると、実際のお金を消費するという認識は無く、ただ単にゲームを楽しんでいるだけなのかもしれません。

上記で述べた対策だけでなく、お金の価値やオンラインゲームの危険性なども併せて教育することが大切なのでしょう。

さいごに

子供が無自覚のまま親のお金を使い込んでしまう無断課金を防ぐには、知識の共有が大切です。

とはいえ、子供の理解がすぐに追いつくとは限らないので、無断課金ができない環境作りも併せて行うことが必要です。

子供にスマホを持たせることは、防犯や学習の面で良い影響を与える反面、無断課金という悪い行いへ繋がる可能性もあるということを覚えておきましょう。

参考サイト

国民生活センター. (2024年3月13日). 子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!. https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240313_1.html