私は透明な盾を構える

大盾は防御範囲に優れるが死角が多い。透明なら死角が少ない。

知らぬ間に闇バイトに加担していたシングルマザーの例

暗い寝室に座り込む女性

「iStock.com/kitzcorner」

今回は、シングルマザーの女性が知らぬ間に闇バイトに加担してしまい、逮捕されてしまうという事例について取り上げたいと思います。

以下の動画は、女性がSNSを通じて在宅ワークを紹介され、それを引き受けたことが原因で詐欺へ加担してしまったという内容のものです。

その中で詳しく語られなかった詐欺の手口について考察してみました。

youtu.be

動画の概要

この女性(Aさん)は、クレジットカードの不正利用による窃盗の疑いで逮捕されました。

以下が、詐欺に加担してしまったAさん目線での流れです。

  • X(Twitter)で在宅の仕事を探していると投稿。
  • 藤田と名乗る男から在宅の仕事があると連絡が来る。
  • Telegram(テレグラム)を使って面談し、仕事を引き受ける。
  • お金や商品を持ち逃げしないよう身分証明証の写真を送るよう指示される。
  • Aさんの自宅に藤田から化粧品やDVDなどの商品が届く。
  • 藤田から指定された買取サイトで査定を依頼する。
  • 査定額が出たら藤田にTelegramを使って報告する。
  • 藤田から売るよう指示されたらAさん名義で出品する。
  • 口座に入金があれば自分の報酬分を差し引き、残りを藤田にLINE Payで送る。

逮捕の理由

ポイントは、送られてきた商品が他人のクレジットカード情報を使って購入されたものであるというところです。

つまり、藤田が別の詐欺などで不正に入手した他人のクレジットカード情報を使って商品を購入。

そして、Aさん宅に届け、Aさんに指定した買取サイトで売り捌いてもらい、報酬を受け取っていたということです。

Aさんは、知らぬ間にクレジットカードの不正利用に加担し、そしてそれを転売し、報酬を受け取ったことにより、窃盗の疑いで逮捕されたということです。

学ぶべきこと

今回の事例から私たちが学ぶべきことは、以下のとおりです。

  • 信頼できる情報源から仕事を見つける。
  • 業務内容に不審な点があれば仕事を断る。
  • 詐欺の可能性を感じたら警察へ相談する。

SNS上の情報を鵜呑みにせず、提供される仕事に対して懐疑的な姿勢を持っておくことが大切でしょう。

さいごに

今回は、シングルマザーの女性が知らぬ間に闇バイトに加担してしまうという事例についてまとめました。

私たちが日常的に使うSNSは便利なツールですが、同時に詐欺師が潜む場所でもあるということを覚えておきましょう。

また、SNSだけでなく友人や知人からの誘いでも詐欺に加担してしまう危険性があることもお忘れなく。